AI 戦略&診断
候補となるユースケースを洗い出し、実現可能性を検証し、コストとリターンを試算したうえで、あわせて必要になる業務プロセスと責任分担の変更をご提案します。この段階で候補の半分が落ちるのが通例です。
Milisoft は 4 つのサービスを提供しています。戦略コンサルティング、受託開発、モデルエンジニアリング、運用サポートです。自社チームで足りない部分だけを単独でご利用いただくことも、ユースケースの診断から稼働後の長期的なオンコール対応まで、一連の流れをまとめてお任せいただくこともできます。
初期に足りないのは判断、中盤に足りないのはエンジニアリング、稼働後に足りないのはシステムを見張る人です。以下の 4 つは、それぞれ単独でも、つなげて一本の導入プロセスとしてもご利用いただけます。
候補となるユースケースを洗い出し、実現可能性を検証し、コストとリターンを試算したうえで、あわせて必要になる業務プロセスと責任分担の変更をご提案します。この段階で候補の半分が落ちるのが通例です。
評価セットの先行整備、コードレビュー、カナリアリリース。ソフトウェア開発と同じ手順でエージェントを作ります。ソースコード、デプロイスクリプト、運用手順書をお渡しするので、お客様のチームがそのまま引き継げます。
モデルの選定とベンチマーク、インストラクションチューニング、蒸留と量子化、推論性能とコストの最適化。国産のハードウェアとソフトウェア、および完全オフラインでの導入にも対応します。
監視とアラート、リリース前の回帰テスト、コストレビュー、障害対応、四半期ごとの最適化レビュー。応答時間とサービス時間は、3 段階の SLA で定めます。
まず業務ヒアリングと既存システムの棚卸しから始め、候補となるユースケースをすべて同じ評価軸に並べます。データに到達できるか、権限の境界は明確か、誤った回答の責任を誰が負うか、削減できる時間が金額に換算できるか。通常はここで候補の半分が落ちます。残ったものは開発予算を投じる価値があります。
要件定義、インターフェース設計、評価セットの先行整備、コードレビュー、カナリアリリース。デモがうまく見えるまでプロンプトを調整するのではなく、ソフトウェア開発の手順でエージェントを作ります。プロジェクトチームは通常、アーキテクト 1 名、エンジニア 2〜4 名、評価エンジニア 1 名で、段階に応じて増減します。
そもそもファインチューニングが必要かを判断する前に、候補となるモデルをお客様の業務データのサンプルで横並びに比較します。まず学習から始めるのは順序が逆です。その後の作業は、実際に使える GPU メモリと予算にモデルを収めることです。蒸留、量子化、バッチ処理、キャッシュをまとめて調整し、P95 レイテンシと 1 回あたりのコストがどちらも許容できる範囲に収まるまで詰めます。
納品後もシステムを見続けます。呼び出し件数、レイテンシ、失敗率、トークンコストには、いずれもアラートのしきい値を設定します。モデル提供元の更新、ナレッジベースの再構成、業務定義の変更があったときは、通す前に評価セットの回帰テストを実行します。昨日まで正しかった回答が、今日いつのまにか誤りに変わることを防ぐためです。
社内パイロットと、顧客が依存する本番システムとでは、必要な手厚さがまったく違います。以下の 3 階層は主に、サービス時間、応答の速さ、チューニングの頻度が異なります。契約はシステム単位です。全社を同じ階層にそろえる必要はありません。
社内パイロット、部門内ツール、重要度の高くない業務システム向け
すでに本番稼働し、日常的に使われている部門規模・部門横断規模のシステム向け
顧客が直接利用するシステム、売上に影響するシステム、規制要件の対象となるシステム向け
| 項目 | スタンダード | プロフェッショナル | フラッグシップ |
|---|---|---|---|
| サービス時間 | 営業日 9:00–18:00 | 営業日 9:00–21:00 | 7×24、祝日を含む |
| アラートへの一次応答 | 4 時間以内 | 1 時間以内 | 15 分以内 |
| 復旧目標 | 2 営業日 | 8 時間 | 4 時間 |
| 専任の技術担当者 | — | ● | ● バックアップ担当者も配置 |
| 最適化レビュー | — | ● 四半期ごと | ● 毎月 |
| 評価回帰テストの頻度 | 年 2 回 | 四半期ごと | 毎月、および変更のたびに |
| バージョンアップ支援 | リモートで助言 | リモートで実施 | オンサイトで実施 |
| 緊急変更の実施枠 | — | ● 1 営業日前までに申請 | ● いつでも申請可能 |
上記の表はサービス階層の概要をまとめたものです。具体的な SLA 指標、その測定方法、責任の所在、適用される例外については、双方が締結するサービス契約の定めによります。
コンサルティングはプロジェクト単位の料金で、範囲と成果物を契約書に一つずつ明記します。受託開発は人日で見積もり、段階ごとに検収します。ある段階が通らなければ、次の段階は始めません。運用サポートは年間契約で、料金はお選びいただく階層と対象システムの数によって決まります。
モデル推論にかかる計算資源や API の費用は、通常お客様が直接お支払いになります。ご提案時に想定の幅をお示しし、稼働後は部門別に費用を突き合わせますので、月末になって超過が判明することはありません。
できます。コンサルティングは単独のサービスとして提供しています。優先順位付きのユースケース一覧、実現可能性レポート、予算とスケジュールの提案をお渡ししますので、それをもとに自社で開発しても、他のチームに引き渡してもかまいません。囲い込みの条項はありません。
コンサルティングを終えた結果、次に取り組むべきはデータガバナンスであり、AI は後回しにするという結論に至るお客様もいます。それも正しい結論の一つです。
お客様専用に開発した部分の知的財産権はお客様に帰属します。ソースコード、デプロイスクリプト、アーキテクチャ資料はプロジェクトとあわせてお渡しし、コードの読み合わせも実施しますので、お客様のエンジニアが読んで手を入れられます。
Milisoft 自社のプラットフォームモジュールはライセンス提供です。ライセンスの範囲、改変できる範囲、アップグレードの扱いは契約で個別に取り決めます。手を入れられない納品物が残ることはありません。
対応しています。標準はリモート作業で、要件のすり合わせ、本番結合テスト、切り替え、研修と引き継ぎといった要所ではオンサイトで対応します。閉域ネットワーク、社外に持ち出せないデータ、国産環境が関わるプロジェクトでは、期間を通じてエンジニアが常駐することもできます。
オンサイト作業の人数、期間、費用は個別に取り決めます。フラッグシップ階層では、メジャーバージョンアップのオンサイト実施を標準で含みます。
パブリッククラウド、プライベートクラウド、自社データセンター、完全オフラインの社内ネットワークに対応します。システムはコンテナで提供し Kubernetes 上で稼働します。小規模な導入では単一サーバーへのインストールにも対応します。
国産環境では、国内で管理されたチップと OS に対応します。具体的な機種はプロジェクト開始前に環境確認が必要です。確認用のチェックリストと最小リソース要件をお渡しします。
まず復旧を優先し、費用の精算は後で行います。本番システムが停止している場合は、階層にかかわらず、チケットを起票するか contact@milisoft.com までご連絡ください。オンコール担当のエンジニアに通知が飛び、ただちに影響の封じ込めに着手します。
作業分は実工数で請求し、根本原因と対処をまとめた障害報告書を文書でお渡しします。同じ種類の問題が繰り返す場合は、都度課金を続けるのではなく、階層の変更やアーキテクチャの見直しをご提案します。
いちばん自動化したい業務を一つお聞かせください。60 分あれば、それがコンサルティングの課題か、エンジニアリングの課題か、運用の課題かをたいてい切り分けられます。そのうえで、明確な第一歩をご提案します。導入前のご相談も技術サポートも contact@milisoft.com で承ります。